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君のためにできること
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作詞 ビスケット |
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泣きべそかいて いつだってふたり
君と僕とで手をつないでた
ときどき目を合わせて こっそりと
はにかんでは 涙を落としかけてた
あれから何度月が 満ちて欠けただろう
想いはどんなときも 満たされれば欠ける
精一杯 背伸びして つま先が痛くなった
早く大人になりたくて もがいて もがいて
「今」だから言えること きっとあるって思うけど
何かが足りなくて 不自由で…いつも口ごもってた
君にだけ言えること きっとあるって思うけど
ちっぽけなプライドが まだだめっていつも迷わせてた
心の隅にしまってあるアルバムを 開いてみた
幼かった頃の笑顔は 純粋でりんごみたいだ
まぶしかったんだ 何もかも…すべてが 愛しい
世界はいつだって 魔法で色がつけられてた
あのころ壁にチョークで らくがきをした
まだ残ってるかな もう一度君と見に行けるかな
意味もわからずに書いた「あいらぶゆう」を
余裕をなくして いつしか笑顔は 消えてって
「今」だからやれること たくさんあるって言うけど
泣いたり 笑ったりしてられる 時間は一瞬で
君のためやれること たくさんあるって言うけど
情けないほどにさ 向き合える勇気は出ないんだ
「大人」になれた 僕が思い出せるのはきっと
背伸びして いつもつま先を傷めてたことだけ…なら
君のためにできることは あるかもしれない
だから
「今」のままでいいこと 確かにあるって思うよ
いつかお互いが 思い出しながら話せるような
僕のままでいいこと 確かにあるって思うよ
君が待ってくれてるのは 「僕自身」だと思えるから
「今」なら言えるから きっと聞いてほしいよ
もうつま先を 痛くすることなんてないだろう
君なら言えるから きっと聞いてほしいよ
いつか僕が大人になったら もう一度見に行こう
ふたり 手をつないで…
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