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狂気の王室
作詞 ちぐる
 庭に咲いてた紅い薔薇たちの中、きみは麗しく
 なにも知らないように、ただ微笑みを浮かべて
 そこに立っていた、

 煌びやかなシャンデリア、美しいドレス
 響き渡る、上品な笑い声
 穢れなど、なにひとつなくて、

 この王室の中、だれもこの部屋の存在に気付かない
 そこへ行きたい、愛するきみのいるもとへ
 鍵のかかった冷たい部屋で、僕はただきみを待つ
 いつか、この部屋の存在に気付くと、信じて...

 ある夜、きみはひとり、その病に苦しんで
 息苦しそうに、この部屋に手を差し伸べていた
 だから助けたかった、僕が、救いたかった
 なのに、

 月明かりの下、青白い肌のきみは、うすら微笑んで
 「 優しいね 」と言った、その麗しい唇で、この、
 醜い僕に。

 喜んでその手をとろう、きみが僕を、求めるのなら

 しばらく眠っていたようだね、だけど、きみの姿は
 紅い血にまみれて、まるで、薔薇のようで
 麗しいきみは、僕の餌になっていた

 血の匂いの漂う王室で、僕はただ、きみを待とう。

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 狂気の王室
公開日 2007/12/23
ジャンル その他
カテゴリ その他
コメント ちょっと、恐くしてみました(笑
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