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あたしの重荷
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作詞 愛仔♪ |
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『あたし、K高校受験したい。滑り止めはT高校がいい。』
『T高校も今の状態じゃ受からないのに、K高校っていったら難関だよ?』
『知ってるよ。でも行きたいの。少しでもレベルが高い高校行きたいから。』
『分かった。じゃあ、この夏休みは死ぬ気で勉強頑張りなさいね。』
『うん』
あたしがレベルの高い高校に行きたいのには訳がある
一つ目は知らない人とたくさん出会って、自分を成長させたいから
二つ目は自分の夢を叶えるため
あたしの夢は医者
おばあちゃんが死んじゃった時、医者になろうって決めたの
人を殺すようなヤブ医者なんかじゃなくて
誰からも信頼されて頼られる医者に
そして
親があたしをレベルの高い高校に行かそうとしているのにも訳がある
一つ目はレベルの高い大学に行かせるため
そして二つ目はあたしを公務員にさせるため
レベルの高い高校に行っとけば
それなりにレベルの高い大学に行けるかもね
そうすればあたしを公務員にさせることなんて簡単だもんね
でもあたしは
あなた達の操り人形じゃない
あなた達の思いどうりにはならない
何でかって?
それはあたしが『医者』って言う夢をもっているから
絶対に医者になるっていう強い意志を持っているから
あたしはあなた達が何であたしを公務員にしようとしてるのか知ってるよ
それはあたしの事を考えて言ってるってことも
でもね、
それは大きな間違いなんだよ
それは大きなおもりとなって
あたしにのしかかってくるんだよ
だからこれからはそんな事言わないで
あたしからのたった一つの願い・・・
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