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桜色戀のうた
作詞 葛城
月影透き通る 桜襲ねの君
三十一のうた届けに
星影透き通る 白銀色草子
僕の馨りを添えて

あたたかき土の中に
眠る御霊は
どうか 天照の夢を

伸ばした腕がほら
君のくちびるから
紅の残り馨 抱き上げ
遙か 天へ誘い給う

雲間舞う うすべに
桜色 戀のうた

白刃閃きて 紅い華の雷雨
かりそめの世に別れを
白檀燻りて 甜き馨の衣
冷めた頬寄り添う

ほの暗き土の中で
君の見る夢は
どうか 光る蓮であれ

初めて身を重ね
僕を捧げた夜
永久の契りを 携え
ひとり 天を仰ぎ咽ぶ

此処にある うすべに
桜色 くちづけを…

夜桜の下、安らかな君へ
三十一のうた 埋めて
捧ぐ 注ぐ なみだの雨を

伸ばした腕がほら
君のくちびるから
あの日の逢魔を 連れ去り
遙か 天から地へと
愛しき腕はもう
遠く翳むけど
優しき紅の 想い出
僕を 淡く抱き締める

降り注ぐ うすべに
桜色 朽ちぬ 愛を 遺し…

*************
えっと…読みにくいと思われる漢字の説明をさせてください。
*三十一→みそひと(和歌のことです)
*天照→たいよう(意味上のつながりで;;)
*残り馨→のこりが
*戀→こい(恋の旧字体)
*甜き馨の衣→あまきかのころも
*蓮→はちす
*翳む→かすむ

本作品の著作権は作詞者に帰属します。
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歌詞タイトル 桜色戀のうた
公開日 2007/01/24
ジャンル ポップス
カテゴリ
コメント ジャパネスクです。平安です。またしても趣味です。
桜の薄紅色の花は死人の血を吸っているから、という話を元にしています。亡くなった恋人を偲ぶ唄になりました。
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