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紅葉
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作詞 Kite |
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一つの雲もない空の下で吹き付ける木枯らしは
何か訴えるように僕に当り
目の前に続くイチョウ並木のもとに黄色いじゅうたんを
広げどこかに導こうとする
君のいるところに続くのだろうかと思うも
望みは叶いやしない
二度と会えなくなってから
こんなに月日が経ったのに悲しみは癒えず
紅葉を見るたびに駆け巡る想い出に胸が締め付けられる
一つだけの願いは 一度だけでいい 君に会いたい
空虚な心を満たすために一人で旅をしたのに
移り行く季節は相変わらず
君のいたころと何も変わらないけど
むなしさを与える秋の色と匂い
しとやかに落ちる紅葉もしばらくすると地につくように
人もそれと変わりはないのだろう
その間に君が僕に僕が君に与えたことははかりしれず
最後にもらったのは君を忘れないための悲しみだった から
一つだけの願いは…
この悲しみを癒すために君に会うことでなく 愛すべき君を
永く紅葉と共に胸にしまいこむために君に会うことだから
一つだけの願いは 一度だけでいい 君に会いたい
君に会いたい…
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