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LARGE MAZE
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作詞 カジオ |
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風が届けてくれるのは黄色い砂だけで
水は恵んでくれやしない
俺は何もないただの砂漠を歩くだけで
生きる目的を失ってる
ぶっ倒れても心臓が話しかけてくるだけで
何も見えないんだよ
砂の道にはサボテンと俺しかいなくて
太陽が睨んでるだけさ
この広い砂漠よりも 困難な迷路に入っているようだ
地図を貸してくれないか? 俺一人の力じゃ無理なんだ
それにこの指紋の薄い手じゃ 何を掴んでも落としちまうよ
描いてきたことは限られてて
どこにあるのかも曖昧で
あの感覚だけが残ってて
どこかで悲しみが紛れてる
目前にあるドアを叩いてみよう
きっと誰かが出迎えてくれる 助けてくれる
ドアノブは長い間 手入れされることなく
放置されていたようで
どこか俺の旅路と似てる気がして
同情を求めそうになった
こんなにも広いからか 何処へ行けども抜け出せない
得たものは何もなく 出会った笑顔も涙も何一つもない
たまに降る雨はいつも冷たくて 毎夜の風はいつも痛い
誰かがくれたあの優しさは
ぬくもりと共に奪われて
冷たい槍が通り過ぎ
痛みを誘う風が吹く
もう一度ドアを叩かせてくれ
そして柔らかな光で 包み込んでくれ
もう一度 光を見せてくれ
描いていたものは廃れていて
どこかに置いて来てしまった
強く握っていた拳は緩み
誰かに甘えようとしていた
そんな俺の弱い考え
それが今の俺の生みの親 もう一度
もう一度
歩かせてくれ 出口へと
未来へと
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