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理科質
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| 作詞 遠野紫苑 |
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眼鏡の奥から見た君に
ふと怒られた気がした
「貴方が泣いてるの珍しいからちゃんと直に見せてよ」
凄く理不尽 思わずまた泣けた
今日の確固を論じましょう
明日の足元を探しつつ
理化学的に証明したいんだけど
意味さえないの 人間は大好物だよ ね
この地球人口数より有り得ない数で
もしもしも君が甦ったとしたら
きっとまだ青白い笑顔を胸に
僕はまた愛の中身 語れるだろう
「珈琲御一つ如何です？」
思考遮る君の音
もう作業は順調だから こんな台詞を言ってあげます
「君は最高の邪魔者だったよね」
愛の中身って何だろう
人が知る物質なのかな？
理化学的に問いたいわけですけど
君からしたら面白いに越した事 なくて
君が笑ったよね
そんで僕が拗ねたんだ
二人で笑えたのに
あれ？ 笑顔が一つない
「そんな些細な事」と神様は言うでしょう
そしてアダム置き去りにするでしょう
だから眼鏡置き去り 君の顔を見よう
直にイブの顔の方 拝んでやろうか
この地球年齢数をも上回る様に
君の泣き顔を思い出そうとしたら
いつも君は笑顔で僕の傍居て
こんなに有り難い事 何で今まで
気付かなかったの？
もう間に合わない宣告賜ったとしても
もしもしもなんて言わないでよと言うよ
この科学物質だらけの太陽系に
神様よりも大切な者 何人いるんだろね
もう 頑なな僕の心に訴えかけるものは
確固たれ物質じゃなくて
未確認のふわふわしたものでいいよ
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