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雨
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| 作詞 Namiko |
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雨が降っています
寝転んだ私の 左手にある窓の外から
ぱたぱた ぱたぱた
ずっと音が聞こえています
雨粒は天高くから落下して
等しい速さで地上に向かい
木や岩や家や車や
全てのモノにぶつかって
砕け
集まり
川となり
地面に染み込み
再び 天へ昇る日を夢見るのです
雨が降っています
止む気配など全くなく 音のリズムは変わりません
ぱたぱた ぱたぱた
偶然が重なり 音楽になります
この歌は あなたにも届いているのでしょうか
こんな真夜中に この歌を受け取るなんて
そんなことはないのでしょうか
夕方から返事のないメールに
私の時間は夕方で止まったまま
何の連絡もなく 日にちをまたいでしまって
あなたの生存を案ずる私は
いつまでも現状が続くと 信じてやまないようです
あなたに愛想をつかれる日など
怖くて 考えたくもないようです
きっと忙しいのでしょう
きっと疲れているのでしょう
だから声が聞こえないのでしょう
おやすみなさい
おやすみなさい
夜が明けたら また私を思い出してください
何の気兼ねもなく また私に話しかけてください
雨が降っています
少しばかりひどくなったようです
ばたばた ばたばた
雨音に霞むこの歌が
どうか水音に乗せて届きますように
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