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夏の帰り道
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作詞 いちご |
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夕日が沈む帰り道
あたしとあなたはよく一緒に帰ったね
「好きな人できたんだ」
あなたが照れながらそういったとき
あたしは「ふうん」としか言えなかった
夏のセミがなく頃に私はあなたに恋をした
あなたの手を握りたかったけど
1m先のあなたは遠すぎて
私は手を震わせていた あの夏の帰り道
あなたはよくふざけて笑っていたけれど
あの子を好きな君は そんな風に笑わなかった
「あいつも好きだけどお前も好きだよ」
微笑んでそんなことをいったあなたに
あたしは「そう」としか言えなかった
夏の暑さがます頃にあなたはあの子に恋をした
あなたに気持ちを伝えたかったけど
1m先のあなたは近すぎて
言ってしまえば壊れそうだった あの頃の片思い
夏のセミがなく頃にあたしは結局あなたに
何も伝えられていなかった
そんなことにいまさら気づく
夏のセミがなく頃に私はあなたが好きだった
だけど 何かを言い出す事に恐れていたあたしは
あなたに本当のことを言わなかった
たった一度の夏の帰り道
そして今私は一人きり
夏のセミがなく頃に あの帰り道を通る
あなたのいない夏の帰り道
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