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第一章〜恋のはじまり〜
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作詞 絵莉 |
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最初はホントに知らない人で
クラスでは人一倍騒いでて
あたしの中では『うるさい人』
突然話しかけてきたと思ったら
意味の分からないコトばっかり
のちにあたしの中では『変な人』
そんなキミにも彼女が居て
それを知った時の自分ときたら
なんだか意味もなく腹を立てていた
あたしは気付いたんだ
いつしか変なキミに恋をしていたコトに
あたしは発見した
キミと彼女はそこまで上手くいっていない!
なんだかワクワクしてきて
これは『チャンス』なのカモ
一人略奪作戦を考える日々
罪悪感は多少あるけど
恋ってそんなモノでしょ
いつもの日課なのか
机に伏せて寝息をたてるキミ
あたしはキミが起きたら言うよ
あたしの気持ちをすべて
キミが困る姿を想像する
何に困るって?
それは今の彼女に対してだよ
あたしはそんなコトを計算済みで
困らせるための告白を考えついたんだ
あっ!起きた!
でも今は授業中だよ…
授業が終わったら言わなくちゃ
今のうちに心の準備をする
キーンコーンカーンコーン
…!!
挨拶もまともにしないまま
あたしはキミの隣へ近づいた
「へ?」としたキミをよそに
あたしは想いをぶつけた
『あたしタカハシ君のコトずっと見てたんやけど
タカハシ君彼女いるよね?
あたしその彼女サンよりも、タカハシ君のコト
想ってる自信あるんやけど。
このあたしの想い、タカハシ君に見せつけてもええ?』
『……は、はい?』
ホントに困ったキミの姿
こらえるのが大変だよ
あたしの恋はこれから始まる
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