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水面に金魚
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作詞 ぶどう |
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1.夏が静かに訪れるのは きっと金魚が水面を弾くから
向日葵が金魚を笑ってる 気づかないのは金魚さ
風が空を撫ぜるのは 涼しい夕闇の奥底さに憧れて
ぽつんと残る貴方の姿は 美しいような寂しいような姿で
自転車が夕闇にまぎれていくのを ただ見てるような瞳で
追いかける間もないさ 恋焦がれるのも時間の問題だね
島と海の間で 貴方は揺れる揺れる
金魚は水面で弾けて 揺れる揺れる
暗闇の水面に貴方をうつし 金魚を放つ
夏の到来もそろそろ終わる さよならバイバイ
2.貴方の笑顔が眩しいのは きっと金魚が水面を弾くから
ゴミ箱に投げられたゴミが 気づかないのは虚しさ
海が島へと変わるのは 悲しい地平線の無味に恋焦がれて
くるんと回る人魚姫は 美しいような虚しさのような姿で
島と海が暗渠へと凍っていくのを ただ撫ぜているような手で
問いかける間もないね 許されていくのも時間が止まる事だね
島と海の間で 人魚姫は眠る眠る
水面に貴方をうつして 眠る眠る
無音の水面に貴方をうつし 金魚を放つ
夏の足跡もくもくと消える さよならバイバイ
金魚を水面に放つ 貴方を水面にうつす
揺らり揺らり 水面の虚しさを心に染みて
眠る眠る 心の影をうつすのは憂鬱になるから
水面に金魚が弾けるのは きっと貴方が夏の終わりを知るから
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