|
|
|
白い軌跡
|
作詞 あかし |
|
息を吐いたら白く揺れて消えてった
「ここに確かに生きているんだ」って教えていた
震える君を僕の左手が伝えた
僕も震えたら
君が「寒いね」って少し笑った
君と刻む白い雪の上に二人の跡
君と作るそんなものでさえも
かけがえのない
大切な
「生きてる僕の生きてる証拠」
そんな言葉がふと思い浮かんだ
きっと君がそれを聞いたら
笑ってくれるんだろうな
僕はそれが嬉しいよ
公園のベンチに積もった雪を払って
二人並んで座った
思ってた以上に冷えてた
白い息が二つ揺れながら混ざった
「一人ぼっちじゃないぞ」って僕に教えてるのかい
君はまた「寒いね」って笑ってる 僕の隣で
震える君に触れた時に感じた
ここに君が生きている事
生きてる君と生きてる事実
僕の中で確かに息をしている
世界が終わっても
君と僕とがここにいた事実は
誰にも消せないよね
誰かが残した足跡や
僕たちが残した足跡が
明日には消えていたって
その場所を掘ってみたら
僕たちがそこに残した
軌跡が見つかるはずさ
生きてる僕と生きてる君が
今日こうしていれる事が嬉しいよ
そして新しい二人の軌跡を
一緒に今日も刻もう 互いの心に
僕の中の君 君の中の僕
他の誰も知らない僕が、君がいる
生きてる間刻み続けてた
僕らの白い軌跡が輝いてる
生きてる僕の生きてる証拠を
生きてる君の生きてる事実を
生きてる間刻み続けている
どれだけ時が過ぎていったとしても
いつまで消えないさ
|
|
|