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キョンシー、うなされる
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作詞 キョンシー |
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あるとき、二時に寝たのに、キョンシーは怖い夢を見た。
その日の夢は怖かった。
お父さんが、かげかげに襲われそうになったとき、自分(管理人キョンシー)はどっちを助けようか悩んでいた。キョンシーは考え込んだ結果、かげかげを後ろから押さえ込むことにした。
―自分はキョンシーなのにどうしてかげかげを助けないのだろう?
自分は勇気を出したつもりだった。
だが、その後キョンシーである自分に、父がお咎めを与えようとするのだ。
どうして父を助けてくれなかったと。
危うくおふだを貼られるところだった。
それに怒ったかげかげが、キョンシーが凶暴化する薬をキョンシーに投げた・・・。
わけが分からなくなって、キョンシーは弟ドラキュラを咬もうとする。しかし理性が残っていて、咬むまいと激しく首を振る。
その後、凶暴化した自分をかげかげが押さえ、自分はそれが嫌でギャアギャア叫んだ。
それが、自分は寝ているのに、歯を出したり、顔を激しく振ったり、叫んだりなどと、行動に出てしまったのだ。
朝起きて、友人が言うには、自分(キョンシー)がアウアウ言っていたと言う。
かげかげ、二度とこんなことの無きように私を守ってくだされ・・・。
真っ青な顔でキョンシーは言うのだった。
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