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おにんぎょうの片思い
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作詞 ドン助 |
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ガラスケースの前を毎日通る君が好き
ちょっと高い値段だけど買ってくれないかなあ
見かけるたび 顔が真っ赤になっちゃう
これじゃ好きって事バレバレだね
頭が噴火しそう
目が合うたび パッて目をそらしちゃう
ホントは目が合って嬉しいのにね
頭がパンクしそう
でも、気づいたの
私の声は君には届かない
私は所詮ぜんまいが無いと自由に動けないもの
ぜんまいがあったとしても
音楽に合わせて踊ることしかできないの
貴方に抱かれて 顔がすごく火照っちゃう
買ってくれるなんて夢みたい
頭が花畑
君の腕から離れて 綺麗な女の人の手へ
二人はゆっくり口付けをした
頭が真っ白
分かってたよ
所詮私は人形だもの
貴方は人間の女の人が好きなのよね
私は結局
彼女さんへのプレゼントにしかならないの
彼女さんが私のぜんまいを巻く
キリリというきしんだ音は私なりの悲しみ
泣きながら音楽に合わせて踊るの
笑ってくれてる?
踊ることしか私はできないの
お願い、喜んで…
ありがとう
二人で笑ってくれて
二人で私を喜んでくれて…
私は結局
貴方達が喜んでくれればいいみたい
喜んでくれる
それが生きがい
私はそう言い聞かす
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