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ノシ
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作詞 桐 |
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コトバどおりにゆらぐ世界が、
僕の半身を劈き、消えた。
呼吸音そっと白けるくらいに、
みんなぜんぶ消えちゃえば、いい。
夢のまた夢。
鎖だらけの部屋で、マッチが燃える。
排気ガスが汚した空が、ほら、こんなにも。
愛しくて憎い。
姿どおりに並ぶ疑念は、
僕の証明を絆して、消した。
犯罪者だって知っているだろう。
どうせ、もうすぐ。このとおり、さ。
夢は幻。
柵が折れた屋上、僕は笑った。
そこでようやく笑えたんだ、ほら、きれいだろ。
終わりという声。
嘘も本当も、こうすれば、
夢のまた夢。
鎖だらけの部屋で、マッチが燃える。
排気ガスが汚した空が、ほら、こんなにも。
愛しくて憎い。
帰らないよう、僕は靴を脱いだ。
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