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サイエンス・フィクション
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作詞 桐 |
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冷たい金属の空 君は何色の夢を見るの
僕のことも
確かここはこうやれば ベクトルの先へ行けるんだ
明日になれる
既に星は温もりを失くし
停滞はすることもないが
優しい 激しい 音の波に呑まれ
呼吸を必要としなくなった
逢いたいならそこらじゅうにいるだろう
触れたいならキーを叩けばいいだろう
僕の生命は何故永遠じゃないんだ
「出来ないならすればいいさ」君は言う
暗闇でもよく見える 赤と紫の外さえも
何処へだって
既に僕以外全ては死に絶えた
困窮はすることもないが
愛しいものはただ君だけで
全体を必要としなくなった
「どうしたんだ? 私ならいるだろう
どうしたいんだ? 全て叶えてやろう」
僕の存在は許されていいのか
「それは私の決めることだ」君は言った
冷たい星で君は笑う
笑えなくなった僕の前で
受けた罪の大きさは
僕に罰を与えなかった
逢いたいならそこらじゅうにいるだろう
触れたいならキーを叩けばいいだろう
僕と言う最後 君だけがいるから
「一生貴方を放さないよ」君は言う
「どうか君だけでも生きて」僕は言う
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