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はね
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作詞 桐 |
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喜ぶこともできなくなって
哀しむこともできなくなった
野獣のような意識もなく
どうか 殺してと頼んでいた
遇いたかったよ この星の海
重ねた言葉 失くした命
逃げてもいいよ 追う事はない
君が受け入れないならば
さよならと心外を積むだけ
冒涜と損害を思うだけ
状況だけが味方しても
僕の心は痛くて
生きてることも分からなくって
死なないことも分からなかった
死線みたいな口約束で
どうか 殺してと嘆いていた
羽根は軽くて 空を舞うだけ
羽根の付け根は 見るに耐えない
痛かっただろう 嫌だっただろう
どんなに生を憎んだだろう
いつまでもこんな風じゃない
いつからか壊すべき場所だ
存在だけが在り来たりで
僕の心は怖くて
喜ぶこともできなくなって
哀しむこともできなくなった
野獣のような意識もなく
どうか 殺してと頼んでいた
それでも生きたかったんだろう
君の瞳は潤んでいた
君の目の中に映る僕は
君と同じ姿をしていた
生きてることが分かったとして
死なないことが分かったとして
君と二人で生きられたなら
それでも死にたいと思う?
喜ぶことを覚えたとして
哀しむことを覚えたとして
君と二人で生きられたなら
こんな死に縋らなくてもいい
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