|
|
|
偽者の器
|
作詞 桐 |
|
ま るで 狐 のように
き みは 夜を 騙 し た
い まは 虚ろ に咲いて
こ えも 聴こえ ない まま
「あなたは最初から 最後まで いなかったね」
見えない正体を掴んで 私は 器を満たす
この生を取り返しても
私はもう間に合わないって
本物は何処にも無いんだ
私さえ偽者の器 割らないで
い つか 空が 落ちても
き みは 隣 にいる か な
い まは 朝の 夢だけ
お ぼえ ていれ ばい いと
明日は今度こそ 現から 遠ざかろう
消え行く本能を解って 私は 飛び降りるんだ
この生を解読しても
私はもう何も得られない
近似する生命の神秘を
私から抜き取ってくれるの? それならば……
この生を元に戻して
私なら大丈夫だから
偽者も似ているだけなら
本物に勝てないこともない はずだから
|
|
|