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茜色
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作詞 桐 |
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大きく開いた空に浮かぶ余波は
冷たく育った僕に圧(の)し掛かってくる
小さく頷く光に紛れ込んで
逃げ場を探して無価値の日々を奪った
この霧の一粒は
赤い赤い糸
この夜に怯え出す
眼は誓いで消え去る
もう来ないで 充たされないままでいい
刻んだ地図がもう視えなくなるまで
もう言わないで 次元の無い世界は何処?
誰も難じないように僕を造りなおして
優しく撫でたら声が出なくなって
時間を止めても何も感じなくなった
この砂の一粒は
白い白い澪
この時を待っていた
手は初めの誘惑
もう来ないで 焦らすつもりなんだろう
小節ごとに迷う出来損ないだ
もう言わないで 期限の無い人を壊して
包む柔らかな布に僕を刻んで入れて
嗚呼 出逢う夜に総てを醒まして
嗚呼 籠るだけで救われる気がした
もう来ないで 充たされないままでいい
刻んだ地図がもう視えなくなるまで
もう言わないで 次元の無い世界は何処?
誰も難じないように僕を造りなおして
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