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水色≠透明
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作詞 桐 |
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今日も一人私は部屋に篭って
手紙を上から絵の具で塗り潰す
童謡に出てくる動物 苦そうな顔で
少女も喰らわず何を食べているの
今夜も水のような色に 心が押し潰されるけど
私は笑顔を絶やさずに 生きている 生きている
教科書は黒塗り てっぺんの人間は透明
か弱いだけならば生きていけない
小学校を出て行く 今日も赤白黒い雨
また会おう、少年よ 行ける日まで
くしゃくしゃにして捨てた手紙が睨む
「お前もいつかはこうして捨てられる」
同様に生きてる私は 違っていたら
少女にもなれず何を糧にするの
今度は水の中の色に 喉元押し潰されている
私は輪廻の中にいる 生き続く 生き続く
真夜中は藍色 テレビの内側は透明
誰にも負けないってそんなのは嘘
東京に閉じこもって 今日も水色の涙を
また描く 正体を 生きる意味を
血の色 唾液の色 リンパ液の色
葉の色 実の色 水の色 透明
落書きは何色 私の生き様は透明
私もいつかはこうして捨てられ
それでも色を知る 今日も生きてる描いてる
また会おう、私よ 生き続ける私よ
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