|
|
|
濫読するランドクス
|
作詞 桐 |
|
地球上の砂が目に入ってしまったようだ
消えないなら融かせばいいと
機械仕掛けの腕で何を抱いていても
咲かせない奴らが出てくるだろう
雪で雪ぐ罪を もうひとつだけ
監獄を出る前に思い出を作る
ページをめくれば うるさい喋り声が
心地よいまでに響いていく 世界に
ここにはない どこにもない空想
「何を知ってる?」「すべてさ」
宇宙中の無から電話が掛かってきたようだ
誰もが言う 「死んじゃえばいい」と
時計仕掛けの庭で何を育んでも
刺し違えて終わる百数年
涙落とす神は 今は心だ
最弱の彼らが棺を破る
ページを燃やせば つめたいその目つきも
血管を巡るアンサンブル 塞いで
触れもしない どこにもないあなたを
「何を言ってる?」「すべてだ」
組織づける意識に言葉を託して
あなたはひとり本へと帰る
僕はそれを追って ページを纏い燃やして
ただうるさい声を聴いた
ページを浮かべて やさしい世界になる
配線が狂う背中から 渦巻く
ここにあって どこにもない妄想
「何を求める?」「あなたさ」
|
|
|