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偶然の残留
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作詞 桐 |
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残響
呼吸音、耳を澄ませば騒音
絶頂
背後に緋色を刺せば集合
左手には赤い本当 右手には白い嘘を
宵の眼に肖れるのは 芳しい影の円環(トーラス)
ただ 哀しみの手は君を抱き 和らげる痛みを 雪のように鋭く信じ
僕の声も 世界の色も 全てを奪い続ける
反響
破裂音、首をもたげて消音
解消
輪廻に歌を求めて減滅
月の夜には明るい爛れを 日の目の中苦しい癒しを
唯一つ妖かすものは 恙無い夢の合唱(コーラス)
まだ 緩み行くまま君を逃し 届かないその手に 絡め合わせ溶け合うならば
僕の指も 世界の果ても 全ては要らないだろう
残響
呼吸音、耳を澄ませば騒音
絶頂
背後に緋色を刺せば集合
いま 視えぬ光に君は畢(おわ)り 糾されぬ罪人 陰の中に蠢く影を
君は許し 僕は赦さず 全ては廻り続ける
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