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かなしみとよろこびのツバサ
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作詞 桐 |
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ここはどこだっけ
そうだ 僕の暮らしていた町だ
暮れなずむ夕日を背に受けて走る誰かがいる
僕は誰だっけ
なぜか 全く思い出せないよ
よろこびを忘れた心から翼が生えてくる
駆けるように 水色の紐を閃かせる
誰かは未だ 呼んでいるよ 僕のだろう名前を
耳を澄まして 聴いている僕は 線路の下で
笑いあった記憶を 呼び起こしてる
それでも思い出せないんだよ
ここはどこだっけ
えっと 僕の想いがある世界
まばたきも束の間 手探りで掴むその記憶に
ああ 誰だっけ
なぜか 全く思い出せないよ
かなしみも忘れた背中から翼が生えてくる
勇むように 虚しさがまた暴挙に出る
誰かは未だ 探してるよ 僕のだろう姿を
瞼を閉じて 落ちていく僕は 日向の下で
誰かの声に歪み 消えていくんだ
それでも思い出せないんだよ
空だって 飛べるんだよ
自慢したい気持ちなんだよ
(誰に?)
(誰だっけ 君は誰だっけ 僕は誰だったっけ)
指を開いて 飛んでいる僕は 夕日の下で
誰かの声に応え ああ
そうだよ 思い出したよ
君の声は
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