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佐藤先生
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作詞 SYO-Z |
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ありがとう。って言いたいんだ・・・
鬼コーチで知られる
我らが佐藤先生は 来年で定年退職だそうで
無精ひげがよく似合う佐藤先生は数学の担任で
ただ授業はものすごく下手でその割りにテストは難しくて
答えられるわけないだろう だって習ってないんだから
自分の教えた内容も覚えてないくらいの適当振り
だけど だけど 慕っていたんだ
なぜならあの日のあなたの言葉に 僕らは励まされたから
人は生きてるだけじゃ腐ってく
人は弱い生き物だから でもだからこそ
人の弱みがわかるんだ だからお前らも
弱さを強さに変えられる人になれ
親指を立てる古臭いグーサイン
今でも僕らの話のネタになっているよ
卒業間近のある日のホームルーム
奇跡と思えるくらいのことが起こったんだ
それはなにかって?忘れちゃったの?
佐藤先生がひげを剃ってきたあの日だよ
笑いながら先生に目をやると
涙をいっぱいためていたんだ
僕らにはその理由がなんとなくだけど
わかっていたよ
だから僕は聞いてみたんだ
先生、俺らがいなくなって寂しいんでしょ?
そう僕が言い終わる前に先生は
僕らに大きな声でこう言ったんだ
「お前ら、ホントにありがとうな。」
タイミングが良すぎてさ 俺らみんな泣いちゃったよ
だって俺らなんかの為に本気で泣いてくれたの
先生が初めてだったから
それからたくさんの季節が過ぎたけど
元気でやってますか?
俺らは相変わらずボチボチやってます
先生の言った言葉に相応しい人になれたかはわかんないけど
この間電車で席を譲ったらしわくちゃのおばあちゃんに
ありがとう って言われたよ。
なんか嬉しかったんだ だから俺も言いたいんだ
「先生、ありがとう。」
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