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本物の光
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作詞 ネイブ |
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あの日 わたしは
孤独と悲しみの中に取り残された。
大事な友達だと思っていた人たちはみんな
あの子のところに行ってしまった。
あの子のほうが強かったから。
あの子のほうが力があったから。
小さくて弱いわたしには
暗闇と絶望だけが残された。
毎日耐えた。
自分の居場所を求めて探し続けた。
だけど あの箱の中には
わたしの居場所なんてどこにもなかった。
一生懸命自分の正しさを主張しようとした。
だけど、出てくる声を押し殺した。
それは 全く意味がなくて、
わたしに勝ち目なんてなかったから。
誰もわたしに目を向けてはくれなかった。
みんなわたしの横をすり抜けて行った。
わたしを見て せせら笑う声が聞こえた。
期待なんてしていなかったけど、
ただ悔しくて、
血が出るほどに 唇をかんで、
ひとりぼっちになっていくわたしを
楽しそうに見るあの子を、
力のない目で見つめることしかできなかった。
1日は 1年と同じくらい長くて、
何の楽しさも嬉しさも感じない日が続いた。
だけど
そんな弱くてボロボロのわたしを 救ってくれたのは
優しい言葉でも
見せかけの友情でもなくて
ただ
本物の光。
嘘偽りのない本当の光。
こらえていた涙を流すには
それだけで
十分でした。
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