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ベビー・カー
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作詞 空春 |
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泣き笑いで見えた光 それが僕の生まれた瞬間
じゃあ理由は? 生まれてきた理由はどこにあるの
7千3百回目の朝が来るまで 探してみたけど
そんなものは やっぱりどこにもないんだ
それと同じようにして 僕らが死ぬ理由もなければよかったのに
どうも そういうわけにはいかないみたい
誰かが誰かの為に死ねるから 毎日笑っていられるんでしょ
記憶というものがあるから 誰かの為に涙を流せるんでしょ
(カランコロン) だからどうかせめて
僕を抱きしめていた日々くらいは 忘れないでいて欲しいんだ
二人の距離は 日毎に遠くなってゆくけど
ベビーカーから見えた顔は いつも あなた
歯を食いしばってしがみついていたのが生きた証明?
古びたおしゃぶりに それとなく訊いてみる
僕が吸ったのは あなたの乳 それとも血?
四肢に広がる温もりもすごく心地いい
理由もなく日々積み上げられた散歩の中で
人の流れ 別れ重ね 離れ離れ
少しずつ寡黙が加速してゆく僕ら
おもいはだんだん伝わらなくなっていく
人の形はだんだん小さく見えなくなっていく
(カランコロン) だからどうかせめて
その命が尽きる前までに 僕の笑顔をもう少し分けてあげたい
二人が共に 生きた証になれるよ
ベビーカーから見えた顔は いつも my mother
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