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†揺レル善 憂イノ悪†
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作詞 雪灯 |
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祈りを捧げたまへ
何れは意味なくなれども
紅く染まる 水面には
一片(ひとひら)の思いだけ
届かぬと知りながら
何故そんなに見つめるの
瞳の奥 心の底から
闇に満ちた この世では
陽は見えないけど
紅い水 滴らせて
殺めてはいけない理由が
何処にあるでしょうか
良心なんて壊れやすい創り物
この世から掟がなくなったら
平和にはならないと
誰が決めましたか
血に染む躰 触れ合う快楽
呪ッテサシアゲマショウ
君のその瞳から 零れ落ちた滴(しずく)は
なかったかの様に
壊れるまで抱いて
尽きるまで傍にいて
願いを叶えたまへ
突き刺す 剣は消えども
黒く染まる 心には
一片の言葉だけ
気付かぬと知りながら
何故そんなに怯えるの
昔の刻 生まれた時から
血に染まる この身では
先に進めない だから
全てをいっそ「無」にして
揺レル善 憂イノ悪
悲シミサエモ今ハ
憎悪ノ化身カラ
光の影 闇の一滴
縛ッテサシアゲマショウ
もう2度と目醒めぬように
恨まぬように
心 奥深くまで
足掻くまで責めて
失うまで護って
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