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鳳蝶
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作詞 小林庵 |
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君が残した悲劇のない循環する毎日
断ち切るのも面倒だと思う程の虚無感
君の隣に立つ少し前の僕が嗤う
僕の演じる喜劇のような空回りを
少しずつ募らせてた僕の躁妄が翅を広げた
もう飛べるかな?
まだ飛べはしないかな?
風に負けることなく君の元へと飛べるかな?
もしも翅が折れずに君の元へと飛べたなら
僕は無意味な連鎖を断ち切る勇気を持てたのだろう
誰も知らないうちに育っていたその翅は
見兼ねた君がくれたささやかな贈り物なんだろう
僕は僕に背中を向けた
もう過去の僕らに惑わされることはない
たとえ小さな翅でも真っ直ぐに伸びて毀れない
誇らしげに輝いた まるで君のようだから
君を抱きしめられるなら止まり木なんて必要ない
疲れも諦めも全部君が癒してくれるから
ねぇ 僕はもう飛べるだろう?
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