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作詞 思 |
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あなたが結んで あたしがほどいた
蝶々結びは もう戻らない
やりかたを忘れてしまったの
細い指先 いつも見てたのに
藍色が透けて 影がふるえた
流れてゆくのは 蒼の星屑
遠ざかっていくその背中
夕闇の中 消える 気がした
くちびるにふれるのは
あまく優しい桃じゃなく
冷たいだけの ミルクチョコレート
あなたがここにいた証
確かめるようにころがした
自分で結んで 自分でほどいた
ピンクの包みは そっと破いた
ほつれたリボンも思い出も
ごみ箱の中 ぐしゃぐしゃにして
くちびるにふれるのは
あなたの白い息じゃなく
突き刺すような ミルクチョコレート
あなたはここにもういない
言い聞かせるように、とかしてた
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