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RAINY DAY
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作詞 思 |
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雨の降る日は嫌いだった
容赦なく僕を傷つける
それを天(そら)の涙だと
言ったのは何処の誰だろう?
泣きたいのは、僕の方だ。
貴方と僕との生活が
始まってもう3年が経つ
貴方は僕を愛してくれる
でも凍りついた僕の心は
中々融けてくれなかった。
「アイシテル」なんて、戯言だ。
貴方はとても甘いから
同情したのかもしれない
それでもよかった、貴方と過ごす
毎日は楽しかったから。
このままずっと曖昧な
毎日が続けばいいのに。
僕が抱いていた感情は
「愛」だんて大それたものじゃない
それは優しい君への「依存」と
君の居る日々に対する「慣れ」
きっと、踏み込んだその時から
もう抜け出せなくなっているんだ。
僕の名を呼ぶ声がする
それは聞きなれた 貴方の声
髪が濡れるのもかまわずに
風邪をひくなど考えずに
傘も差さずに雨の中。
本当は心の隅っこで
もうわかっていた事なんだ
離れることなどできやしない
貴方なしでは生きてゆけない
貴方なしでは死ぬのも怖い。
「依存」「慣れ」・・そうかもしれない
でもそれだけじゃなかったんだ
何所かに確かに存在していた
それはいくらか恋しさにも似た
苦しく切ない謎の感情。
穢してしまうのが怖かった
愛してしまうのが、怖かった。
苦しいのなら、忘れてしまえ。
けれども上手くいかなくって
きっと初めから、貴方の事を
愛してしまっていたんだろう。
手と手を繋いで、もう帰ろう。
雨はいつしか止んでいた。
愛されるのが怖いなら
同じだけの愛込めればいい
愛することが怖いなら
傍にいることから始めればいい
「貴方」が居るとゆう事実だけで
僕はもう何も怖くない。
嫌いだった雨も寒さも
貴方が居れば、虹になり温もりになり
そしてシアワセに変わってゆく。
雨が、少しだけ好きになった。
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