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水箱
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作詞 思 |
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あたしは自由なんだって疑わなかった
遊んで、恋して、泣いてわらって
馬鹿みたいね ホントは水槽の中
狭い狭い世界 泳いでいただけなのに
凛とした空気 遠くから聞こえる笑い声
見上げた空はどこまでも深い黒で
あたしは一人 ぷかりぷかりと
つめたいつめたい世界の隅に浮かんでた
あたしは真っ赤な金魚で
自分の弱さに背を向け強がってた
一人で生きてるフリして
誰かが掬い上げてくれるの待っている
恋はキレイなんだって疑わなかった
愛して愛して愛して、こわれた
さよならの言葉 受け入れたくなくて
ひとり泣き叫んだ 傷は癒えないものだね
はりつめた時間 誰もあたしに見向きもしない
見上げた空はどこまでも暗く暗く
あたしは一人 来るはずのない
「誰か」を待ってこの水箱に浮かんでた
あたしはちっちゃな金魚で
淋しさ誤魔化し笑顔見せていた
辛いこと我慢していれば
いつか幸せになれるのだと思ってた
あたしは孤独な金魚で
自部の弱さがイヤで泣いていた
一人で生きてるフリして
誰かが掬い上げてくれるの待っている
あたしはぽっかり 空に昇った
月を見ながらこの水箱に浮かんでる
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