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ココロノトゲ
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作詞 キモチ |
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それから妖精は、なにやら忙しそうに動き回っています
なにをしているのか聞いても
返事はありませんでした
数日して
私は私のココロが明るくなったことに気付きました
私は、妖精の仕業かと思い、探しました
よくみると妖精は何かを縫っていました
それは、とげでした
五つ、同じ大きさのものを集めて
星の形にしていました
出来上がったものは宙に浮かび
煌めいていました
それが私のココロをてらしていました
それから更に数日経ち
私のココロにあったとげは
すべて星になりました
そして私は
自分に自信が持てるようになりました
妖精に礼を言おうと思い
あたりを見回したけれど
もうすでに、妖精はいませんでした。
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