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虚偽の世界
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作詞 黒夜 |
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ひび割れた鏡の中
そっと覗き込んで
其処に映るのは僕の筈なのに
何も写さない瞳は
ぼやけた視界の中
全てを諦めたように嗤った
もう どうでもいいと
全てを投げ出して
深く眠りにつけたなら
どれだけ楽になれるだろう
薄い口唇にひいた色は
嘘を吐くのと同時に
何度も殺した「僕」が
流した涙の色と同じ
狂おしいほどに 鮮やかな赤
酷く歪んだ世界で
造り上げられた僕
誰も気付かず通り過ぎて行く
笑顔の仮面つけて
全てを隠すの
零れる涙 見て見ぬフリをして
大事な人の気持ち
忘れてしまってまで
歩み続けることなんか
望んでなどなかったのに
好きでもないのに火を点けて
四角い夜空の下
紫煙を吐き出すのは
何時の間にか当たり前のようになった
深い溜め息の偽造工作
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