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何でもない日のアリス
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作詞 脱兎 |
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どこかの国のアリスのように
時間を気にする兎を追いかけて
たどり着いたのは物語のソレとは違う
雲ひとつ無い満月の夜の中
ゴテゴテの建造物
フリフリの衣装をまとう
毒々しい色のキャンディを差し出す
見覚えのあるような君
かなり夢っぽくて
どこかホンモノっぽい世界
あぁ、そうなんだね
ボクの夢なんですか
「この世界はずっと夜なんだよ」
なんて君は言ったから
そんなこと言われたら意地でも
太陽を昇らせたくなるじゃんか
カミサマはいない
平等なんてありえない
ブドウゼリーのプールと金目の黒猫
端っこにあるピンクの牛
どこか汚れてる
わからないけどいろんなトコが
ボクも汚れてる?
気付いたときにはもう手遅れ
治すところは星の数ほど
だってほら、さっきのキャンディ
もう全身に行き届いたでしょ
あぁ、やっぱり夢じゃんか
見慣れた天井があるから
ほら、太陽がボクに注ぐ
その光、ボクに沁みこめ
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