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終わりのない旅
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作詞 理絵 |
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あまりに辛いことばかりで…
無意味な話はもう 要らない
どこか遠くへ 旅に出ようと
ほんの少しのお金と思い出を
ポケットに詰め込んで汽車に乗った
朝靄を切る汽車に 独り乗り
目を閉じて唇を噛んだ
昨日までの私の 苦い人生
もう見ることのない街を
走り抜ける
明日は見知らぬ何処かへ
身軽になった筈のその躰は
歓びを忘れた 病んだ躰
愛しいものなど何もない
夢を見ることも出来ない
もう涙まで枯れてしまった
全てを閉ざしたい
心も世界も何もかも
全て閉じてしまえば良い
この身でさえ忘れてしまえ
どうぞ お好きに 気の済むように
見知らぬ街の見知らぬ人よ
次の日には別れてしまう
忘れ去られる運命さ
この身は「まぼろし」
消えゆく道化
風のように生きていく
終わりのない旅
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