|
|
|
蛹カプセル
|
作詞 哭 |
|
潮の波際
足を浸して踊る私は誰でしょう
輝き失ったサンダルを脱ぎ捨てたの
何故この場に立って一人なの
誰もいないのは誰のせいで誰の為
見てるのは反射した太陽だけで
夕暮れ間際のこの空間に私は私だけを見る
人が居るのを拒むのは私
繭に篭って目も耳も閉じてしまった
永遠とは言えないけど
だってそのうち私の繭を掻き毟られ
深い深い傷跡を残すのだから
いっそひと思いに壊れてしまえばいいって
サンダルの靴連れが酷いの
まるである物語のわがままお姉サマが靴を履けなかったかのよう
隠すように私は私を海に沈めてしまうの
繭に留まりっぱなしのある女の子は人生の道に外れてしまって
純粋な心を失ってしまったから
アナタは今どこに居るの?
私はアナタの抜け殻 繭はもう千切れてしまったから
私はアナタになったの
私はアナタでアナタは誰なんだろう
何度も何度も繰り返してきた物語はある少女を見放してしまった
それは初夏の蝉が泣き出した頃だったんだ
|
|
|