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溺れゆく月裏
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作詞 哭 |
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泣いて笑い 死いて生す
己は何時理性を失い自分を失う?
そして何を得るのだろう・・・・
愛でる花は塊と化して
嫌う彼岸花の花は赤く紅く染まり狂う
目くらむ夜は 満月かや
自分が引いた糸の先は宝石の輝きか それとも闇黒の地つかぬ底か
いつぞや 終いはいつも同じ
裏切り 恨み 罪 漆黒
己は何を嫌うか
沈み逝く月か・・・
地が落ちる幻聴の音が滴り満ちて漆黒の月
すみゆくば己の自由
羽ばたく蝶の束の間に 聳える己の魂は
光充ち行く色か
あるいは
羽ばたくことを忘れた雲のもがく糸を紡ぐか
どちらにせよ 月も皆同じ
生きた魂は皆同じ色を帯びた生
掴んだ手は水面にて征す
今よ今よと手を離してみれば
つかの間 一人蜘蛛の糸の先・・・
哀れよ哀れ
潔く沈む月の蜘蛛の糸の底か
世界の地に生まれた生を蝶と変えるか
生き様よくば月もよし。
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