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本当に欲しい物
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作詞 燵 |
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かざした手の間に差し込む朝日
この街で育った時間と引き換えにした儚い記憶
瞳瞬いたそばから崩れだす
それでも今は皆 進もう
異なる道 同じ道 僕の道
きっと皆 別れていく
広げた両手から零れ落ちていく
必死で繋ぎ止めようにも空しくて
そんな自分を見たくなくて
強く生きようと投げつけた
誰も道を外れたくないんだ
僕ら皆 欲しい物があるからさ
誰にも手に入れる権利は、あると思う
道を踏み外そうとしていた
軽く引きとめた
「やめておけよ」
彼を思って言う言葉は空回り
どうして何も伝わらないんだろう
けど そいつにとっては御節介なんだろうな
こういうのをもどかしいと言うんだろう
言えば言うほどそれを感じる
意地になる彼を止める事をいつか止めてしまった
でもホントは違う それに僕は気づいた
それは言い訳なんだ
投げつけた言葉の意味は違ったかもしれない
あと、少し待とう 彼が来るその時を
どれだけ長い時間が経っただろう
また戻ってこよう 気づいたなら
心が疲れたなら戻ってこよう
きっと待っていてくれる
暖かい場所はここにある
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