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隣には立てない
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| 作詞 紋白蝶 |
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ただ手を伸ばして
君のその髪に触れた
細くまっすぐな髪は
心のようにすり抜けて
些細な風にも揺らいでた
空の涙に濡れていた
赤い町に立ち尽くす
その姿は泣いていた
意地っ張りで
口汚くて
寂しがり屋で
誰より愛を欲しがってた
その髪に頬で触れた
少しでも心に近づきたくて
身動ぎしない君の
孤独が何より寂しかった
些細な事にも怯えてた
地の怒りに震えていた
誰にも見せないように
気を張り休むことなく
その弱さを誰にも見せないように
強がりで
すぐ拗ねて
泣き虫で
誰より強くあろうとしてた
どんなに頑張っても
近づいてくる未来は変わらない
どんなにあがいても
来る未来は揺らぐことなく
傷ついても君は
悲しくても君は
誰にも同情されず
誰にも哀れまれず
一人緋の地で凛と胸を張り
そして一人果てるのだろう
そばにいることすら
僕は赦されない
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