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苺
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作詞 羽依 |
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気がつけば 目の前に苺が転がっていて
僕の世界を甘酸っぱい香りで包んでく
幼い頃 魔女からもらった秘密の薬指は
ぴりりと痺れて 爪先から 僕を困らせる
洒落た言葉は恥ずかしいけど どうか
君がすきだと言った苺
僕のショートケーキの上にあるよ
ちゃんととっておくから ねえ
食べにおいで
君のブラウスの袖に もぐりこんだ春の色
ふわりと揺られて 神経から 僕を惑わせる
明日に君がいなくても明後日は きっと
悲しみもきらめきと一緒に
ゆるく蝶々結びをしてあげよう
そっと空にかざせば ほら
逢いにゆける
君がすきだと言った苺
僕のショートケーキの上にあるよ
ちゃんととっておくから ねえ
食べにおいで
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