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花
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作詞 羽依 |
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貴方のお顔を見せてください
わたくしは その為に
この春に花弁を広げたのです
貴方はわたくしに
愛を囁いてくださる
すきと言えないことが
悲しい 悲しいのです
ならばわたくしは
貴方の為に精一杯
身を咲かせましょう
募る蜜は愛の重さなのです
口付けの際 貴方の舌は
蜜より甘かった
もう わたくしは身を散らせます
次の春まで
ねえ貴方 きっと待っていてね
貴方がわたくしの
一時の死を 嘆きながら
涙を流されることが
悲しい 悲しいのです
ならばわたくしは
貴方の涙を飾る為
身を舞わせましょう
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