|
|
|
苦悩
|
作詞 羽依 |
|
路地裏のシャンデリアに目眩事
片仮名表記の看板「愛ヲダウゾ」
伏せた睫毛は嗜好品
深紅の口紅で促しつつ
快楽と悦楽携えて
今宵も何処かで心中
知りも知らぬも堕ちて行く妄想
片仮名表記の看板「愛ハ如何」
フオクが引き出す隠し味
美味でございますか 銀の味
唾液が混じりあう接吻
舌も抜かれちゃいそう
アルコホリックの貴方が吸う
煙草の銘柄は蒼の星印
この世で唯一の道標
亜細亜が夕日に見た夢に
狂う程の甘い純愛を乗せて
瞳に奇跡が在ると謂うなら
足元を掬われる下駄の音
貴方曰く「現ハ狂乱ノ住処」
華も恥らう年ごろに
頬紅を香らせて闊歩して
明日の猫も行方不明
飽きる迄崩れましょう
サナトリアムまで御遣いで
ありったけのモルヒネを買っておいで
意識が未だ確かな内に
愛した貴方も最早玩具同様
首肯くだけしか脳が無いのかしら
爪痕が残る背中は
ほら ねえ 通り行く人々を見ても
恐怖と滑稽が行き交うだけの様で
意味なんて在るの
生きる意味を説いて頂戴な
アルコホリックの貴方が吸う
煙草の銘柄は蒼の星印
この世で唯一の道標
亜細亜が夕日に見た夢に
狂う程の甘い純愛を乗せて
瞳に奇跡が在ると謂うなら
|
|
|