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第1ボタン
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作詞 羽依 |
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見慣れた校舎の階段 ひとつずつ登ってく
いつもは1段とばしていたけれど
何もない教室に黄昏の匂いがたちこめてる
黒板にかかれた「おめでとう」の文字
あの駅で毎朝手を振った 君とのことを
思い出すとまた涙がこみあげてくるよ
僕らこれから進む道のまだまだ途中だけれども
今 目に映るものが僕の宝物だと思うよ
大人になって 親になって 君が薄れてしまっても
舞い散る桜の花びらだけは変わらぬと信じて
苦しくても我慢してとめた シャツの第1ボタン
なぜか式が終わってもあけようとしなかった
胸にさされた花のコサージュ そっとはずして
第1ボタンあければ それと同時に僕の青春が終わる
見上げた未来がどんなに真っ暗の闇に包まれてても
今日流した涙のぶん 強くなれたはずだよ
笑いあった泣きあった日々に 今 さよならを告げて
誰にも負けない目をして スーツの第1ボタンとめる
何十年後には思い出を忘れてしまったとしても
そこに確かにあるもの 僕は見つけられたから
僕らこれから進む道のまだまだ途中だけれども
今 目に映るものが僕の宝物だと思うよ
大人になって 親になって 君が薄れてしまっても
舞い散る桜の花びらだけは変わらぬと信じて
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