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サクラの花
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作詞 翼を失いし者 |
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あの日、雪と混ざって降ってきたのは、
春を彩る桜の花びら。
白い雪は、新しくできた私の心。
桃色の花びらは、儚く消える私の心。
地面に落ちた 小さな雪は、
1秒もたたないうちに消えていった。
桃色の花びらも やがて散り終り、
残るのは地面から生えた
茶色の木の幹だけ。
そんな私の心。
桃色と白しかない 私の心。
いつのまにか、
何もなくなって、一人ぼっち。
だってあなたが居ないんだもの。
あなたが好きな桜の花。
私みたいできれいだって言ってくれた。
今の私も桜だと言ってくれますか?
あなたが好きな桜じゃないかもしれない。
もう散って行くしかない桜の花びら。
貴方がくれた私の花びら。
もう咲く意味を持たないから。
桃色の花びらがまた咲き出すのは、
ずっと ずっと先になるでしょう。
それまで私は
貴方の事を想っていてもいいですか?
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