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旅立ちの歌
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作詞 翼を失いし者 |
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「行ってきます。」なんて言わないで、黙って扉を開けた。
後ろなんて振り向かずに 一直線に駆け出した。
コレは家出なんてものじゃない。
ちょっと 旅に出るだけなんだ。
疲れてしまったら 戻って来ればいいだけさ。
もう 沈みかけた太陽が 赤くて眩しかった。
あの太陽が沈み終わるまでには
あの山のふもとまで行こう。
道に迷うことなんてない。
行き先が 決まってないのだから。
地図の代わりに この足で道を創っていく。
行き止まりなんてものは
この足が朽ちるまではないんだ。
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