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道標
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作詞 シロウサギ |
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暗い路地裏をうろつく
勝手気ままな野良猫に憧れた
自由をもてあそぶ権利が羨ましくて
黒い首輪がわずらわしくて窮屈で
戦う相手も無いままに
得たのは無条件の安眠だけ
迷い込んだのはいつだったっけ
今となっては昔のことだ
自分の鳴き声だけが
乾いた空にむなしく響く
苦しんでいるのは
僕1人じゃない筈なのに
優しい光を浴びせる月
太陽の反対側で
淡く強くぼんやりと輝く
白い姿に涙が滲んだ
重い鎖が鈍く光る
「囚われの僕を救ってくれ」
なんて恥ずかしく言えないから
今日も目を閉じるだけ・・・
星の数ほどの道が
広がっているらしいけれど
今日の空は曇り空
僕の道標になってくれないか
与えられた翼をひきちぎり
自分の足で歩くんだ
道を見失わないように
照らしてくれないか・・・
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