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ホラ吹き。
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作詞 悲しみ。 |
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昔から要領は良くない方だった。
だけど周りに負けじと頑張ってきた。
「熱い気持ちがありゃ何だって出来る」
オジさんが好きそうなスローガンかかげて
中高年ウケは良いが若者ウケ悪し。
若さで勝負する女にはなりたくなくて
早くおばさんになりたいと思うよ。
だけど昨日のミスが許されたのはやはり
若い女の子だったからなのかと気付いた。
虚しくて自分をちょっと嫌いになった。
女の裏の笑顔はいまだに苦手ジャンルだ。
そう言いつつ今日も愛想笑い振りまいてさ。
本当はカワイイ女の子に弱いみたいだ。
嘘つきなクセにダマされやすいのは
信じていれば多分報われると思ってるから。
すぐ見栄張って見透かされてるんだ。
尾ヒレをつけた話で周りを楽しませたら
後で嘘がバレて、あだ名はホラ吹き。
信用されたくてもされないのは
災いの元であるこの口だ、そうだ。
あなたの全てを信じていたいけれど
嘘をついて私を陥れるって言うのなら
悲しいけど疑ってあげるよ、仕方ない。
友達の事すら疑わなきゃいけない疲労で
出会ってスグの人に心許してダマされた。
黙ってようか?もう何も言うまい。
心に決めて過ごしていこうよ。
自分のこと話した分だけ
リスクは増えるって知ってたのに。
「口は災いの元」とはよく言ったもんだ。
私が今ここにいるのもみんなこの口のせい。
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