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帰り道。
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作詞 悲しみ。 |
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君のうしろ歩いてた時、少し不安になったんだ。
このまま君が振り返らずに私を置いてきやしないかと。
だから小走りして君の少し前で歩いたんだ。
これで少しはバランスとったつもりだったのかな。
押しに弱い君には、押しの強い私が必要だって思ってた。
平日の昼過ぎの公園に賑わう子供たちのそばで
笑顔で喋る母親達。私もいつか母親になったら
あの集団の中で、上手く笑っていけるかな。
怖い女の餌食になっても我が子の為に笑うのかな。
大丈夫じゃない?の一言は君を大きく見せすぎてたんだよ。
身近な人たちの悪口だとか自分の本当の性格だとか
何でもひたすら話してたよね。飽きもせずにまぁ。
色気はなかっただろうけど君は長いこと見つめてくれた。
人通りは少なくなかったけど確かに二人きりだった。
もうあの場所には行かないだろう。あのキスのことも忘れるだろう。
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