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夢創り白書
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作詞 紫花 |
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中身が全部抜け落ちてしまって
抜け殻が風に飛ばされる毎日がある
ここまで落ちた自分を写した鏡は
ありのままの現実を照らし出す
逃げ回って息を切らして立ち止まっても
夜とその向こうは待ってはくれなくて
影が消えて まるで逃避成功しても
照らされた自分がその影を作り出す
立ち向かって白旗揚げて敗北を覚え
夢のバランスが見事に崩れ落ちても
それが本当に求める宝ならば
破り捨てるのは悲しい物語
奇跡を味方に付けて戦ってもいい
みすぼらしく地を這って汚れてもいい
その姿こそが真の賢者だと
そう言われている世界が存在する
その世界に“夢追い人”が暮らしているのだろう
こんなにも汗を流して踏ん張る姿を
ゲラゲラと嘲笑う観客がいるらしい
笑わせておけばいいだろうと
夢の支配者は告げていった
癒えない傷の回復を待ちつづけて
気付いたら 時間の残りカスは山になり
必死になって生きている時間を探すけれども
もう後には戻れない そんな世界で生きている
戦う事を忘れた騎士は
暇を持て余して指をくわえているみたいだ
困難を目の当たりにしたソレは
逃げるのか戦うのか・・・
答えは出すことができない現在
未来で微笑むのは女神だろうと信じ切れれば
少しでも宝箱は近づくはず
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