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ビターラブ
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作詞 紫花 |
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伝えられないセリフがある
届けばこの沼地から救われる夢物語
アナタは気付いてくれない
違うあの人に気を取られてばかりだから
もうすぐこの場所の温度も寒くなっていって
着ている服も吐く息も変化するだろう
そんな未来のアナタは未だに
振り向いてはくれない そんな気がする
頭の中でしか手を繋げなくて
その世界にだけ特別な二人が存在している
今過ごしている憂鬱な時の中では
アナタは別な人に目を奪われているから
笑い合って話をしていても
それはあの人以外に恋をしていないアナタ
気持ちを悟られないようにしている
確かに傷付いてしまう現実が怖いから
また時は進んで草木が芽吹いて
例えばアナタは結ばれているかもしれない
目を閉じて力無く立ち去る影は
この世の終わりを告げられた抜け殻になっている
「胸が締め付けられる」という言葉は
よくあるつまらないフレーズだと思っていた
こんなにも苦しい今の気分は
そんなつまらない言葉が当てはまってしまうみたいだ
今何より欲しい願いは
二人寄り添う為の恋人の権利
それが何一つ叶わない現実なら
アナタを嫌いになる薬が欲しい そうやって忘れていきたい
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